Section.01
呼吸
日本に数十人しかいないというインド政府公認プロフェッショナルヨガ検定に合格された沖さん。ヨガとの出会いは、何か身体を動かす習慣を取り入れたかったから。軽いダイエット感覚で始めたことがきっかけだったそうです。「自分が繰り返し体感するうちに、ヨガの魅力にはまっていきました。」
ヨガは『アーサナ』というポーズのイメージが先行されますが、それは八支則(はっしそく)という八段階のヨガの教えの一つにしか過ぎません。「教えの三つ目にポーズを表す『アーサナ』。四つ目に『プラーナヤーマ』という呼吸法があります。ヨガは女性的で身体が柔らかくなくてはいけないと思われがちですが、『呼吸』の大切さにも気づいて欲しいんです。自分からヨガレッスンへ来る方は体感できるのですが、一般の方は呼吸の大切さを知らない。だから、『呼吸』にフォーカスしたヨガスタイルを確立しました。」そんな沖さんは男女、年齢問わずにヨガの良さを伝えるべく、多くの企業に赴きヨガレッスンを実施しています。
インド政府公認プロジフェッショナルヨガ検定合格者人数は2019年11月現在のもの
Section.02
心の傷の治し方
転んで怪我をしたら、傷口を水で洗って絆創膏を貼る。怪我の対処法は当然のように教えられても、日本では「心の傷」の治し方を教えられる機会は殆どありません。コミュニケーション手段が対面や電話などの直接的なコンタクトであった時代と異なり、メールやSNSだけで情報のやりとりが出来るようになった現代。「だから、気持ちを内側に閉じ込めてしまう人が増えてきたんじゃないかなって思うんです。仕事もプライベートもスピードが求められ、それがが良しとされる社会の中で脳は確実に疲れやすくなっています。ところが、多くの方が対処の仕方を知らないんです。」
目に見える怪我や体調不良に気をつける人は多いのに、心の健康に対してはとても鈍感。なんとなくケアをしなければいけないことはわかっているのに、実際はそこに時間を割かない人が殆どでしょう。だからこそ沖さんは言います。「ヨガや瞑想は心のケア方法の一つ。これらに共通するのが『呼吸』です。脳はあれこれ考えてしまうため、感覚に意識を集中させ、脳を休息させることが大切なのです。」
Section.03
「歯を磨く」ように「呼吸を味わう」
私たちは、当たり前のように毎日顔を洗い、歯を磨いて身だしなみを整えます。これらの習慣と同じくらい、「呼吸を味わう」習慣を子供の頃から取り入れいれるべきだと沖さんは言います。
「アメリカでは、心の傷の治し方を学校で習います。悪いことをしてしまった子供には、叱るのでなく瞑想ルームに入ってもらい、自分と向き合う時間を作ってあげるのだそうです。そうすることで、問題行動が減ったという報告もされているんです。」自分の感情を観察する習慣がある子供は「むしゃくしゃすることがあったらどうする?」と聞くと「深呼吸をする。」と答えるのだとか。一方、日本の教育では『呼吸』について教えてもらうことはなく、親はもちろん、学校の先生も『呼吸を味わう』習慣がありません。
「日本でも、『呼吸』の大切さを広めたいんです。まるでラジオ体操のように。」お馴染みの音楽が流れ出すと、思わず身体が動き出す。それくらい『呼吸』を馴染み深い習慣にしていきたい。沖さんの強い思いが伝わる言葉でした。
『呼吸の習慣』を通して心のケアができる子供達なら、これからの日本の未来を広げてくれるのかもしれません。
Section.04
香りが呼吸を教えてくれる
常に香り漂うアロマアイテムを持ち歩いているという沖さん。「特に、睡眠の質を高める香りグッズがお気に入りです。特に入浴時に香りでリラックスすると、心地よい眠りに付くことができるんです。」沖さんが教えてくれた香りグッズは最新の電子式機器からバスグッズまで多種多様。その時の気分や場面によって使い分けているのだそう。
「香りに意識を向けると、呼吸が深くなります。呼吸を意識することは、”今ここにある自分”を意識するということ。香りが呼吸を教えてくれるんです。」
改めて『呼吸』と聞くと難しそうに聞こえますが、『今、自分が呼吸をしていること』、それを意識するだけでいいのです。普段の生活の中に美味しいひと呼吸を取り入れるだけで、日々の生活が豊かになり、笑顔いっぱいの暮らしに繋がります。香りは、呼吸を味わう習慣づくりに欠かせないアイテムのようです。
Section.05
自然と調和して生きるということ
ヨガのポーズの一つに、「シャバアーサナー」という”屍のポーズ”があります。地球と一体になった感覚になりリラックスすることができる、ヨガの締めのポーズ。「私たちは自然の流れの中で生きています。地球が自転することで一日があり、公転することで季節があるように。この大きな流れに逆らわずに生きると、身体に負担がなく効率が良いんです。」例えば、月が新月から満月になっていく時期は「アクティブ期」。活発に活動したり、多くの栄養素を摂ることも意識します。逆に、月が満月から新月へ欠けていく時期は「デトックス期」。この時は排出することを意識し、ダイエットなども取り入れると成功しやすいとのこと。
さらに、食材選びにもこだわりが。「身土不二」や「一物全体」という考え方の下、その土地で取れた食材を食べたり、野菜や果物は皮ごと食べたりするのだそうです。「食材は皮が付いた状態が最もエネルギーに満ちて栄養豊富な状態。丸ごと食べられるように、農薬などが付いていないオーガニック食材などを食べています。」肌や髪の素となるタンパク質も大豆食品から積極的に摂取。これはタンパク源として、大豆が最も身体に合っているという考えからだとか。
「自然でシンプルが一番だと考えているので、髪はカラーリングをしていません。ファンデーションもごく少量。自然じゃないような気がするからです。シャンプーは頭皮を洗うことを意識しているので、地肌につけても安心な優しい成分で作られたものを選びます。肌も髪も乾燥しがちなので、亜麻仁油のようなオイルをたくさん食べたり、髪にオイルを付けたりしてケアしています。」
シャンプーはしっかり洗えて、トリートメントはベタつきがない使用感が好きという沖さん。「Class Sは泡立ちが本当に良いですよね。特に、トリートメントはさらっとしていて、他にはない使用感に驚きました。」
会った瞬間から目が離せない、沖さんの艶肌と美髪。その美の秘訣は彼女のライフスタイルから生まれているようです。
そんな沖さんにオススメする
製品は
“素髪感”を残しながらも潤いをキープして長時間まとまる髪に。
5年以上キープしているというロングの黒髪が特徴的な沖さん。雨の日など湿気が多い日に巻き髪が崩れてしまうことや、冬場に増える静電気による髪の広がりがお悩み。
湿気でヘアスタイルがキープしにくくなる原因は、毛髪内の水分量が変化するから。「Class S An」は、Class S共通のアミノモイスト成分*1で毛髪の潤いを長時間キープ。さらにケラチン系洗浄成分*2がこだわりの弾力泡で汚れをしっかり落とし、毛髪の摩擦を抑えながらハリコシ感を与えます。毛髪を保護する植物性ステロール*3は冬場の帯電防止にも。
「Class S」の中で素髪の質感を最も感じられる「Class S An」は、必要最低限のコーティングで長時間続くしなやかな髪を目指します。
*2ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)(洗浄)
*3コメヌカ油脂肪酸フィトステリル(補修)